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前回のフォークオイル交換から10か月・3400km。
走行距離が38,000kmになんなんとするにあたり、またしてもフロントブレーキのかけ始めに「コツン!」音が出てきたり、50km/hでのハンドルのブレが気になるお年頃になってきたので、フロントフォークをオーバーホールすることにしました。

ということで、消耗品のみなさま。

左上から時計回りに、
91304-MJ0-003:Oリング(@145)
51490-KGH-901:シールセット,フロントフォーク(@1000)
90544-283-000:ワッシャー,スペシャル 8mm(@145)
を2つずつ、小池さんに取り寄せてもらいました。
ちなみに単価は昨年11月時点。ええ、半年前から作業計画していました(笑)。

では早速、今回の工程で一番の難敵となるであろうソケットボルトを外しにかかりましょう。


ここで新兵器を投入…

…電動インパクト!ガガガッ!
いやー、すごいね。一応手で外そうとしてみたけどビクともしなかったのに、一瞬だもんな。

分解。

フォークピストン・フォークピストンリング・リバウンドスプリングの皆々様には初めてお目にかかりましたが、特に傷なんかはなさそうで一安心。

ダストシール(左)とオイルシール(右)を外します。

オイルシールは思い切って「えいやっ」と外すのがコツのよう。ちまちまやってるといつまでたっても外れません。

ちなみに右のはまだマシだったんですが、

左のはこんなんなってて、サビがダストシールにまで及んでました…。

一式をパーツクリーナーで掃除したら、組みにかかります。
まずは思い切りが必要なオイルシール。

古いオイルシールを当ててカナヅチでガツンガツン!
新しいオイルシールが所定の位置に納まっても古いオイルシールがボトムケースに潜り込むことはない(右)ので、思い切りよくいきましょう。

シーリングワッシャを新品に交換し、ネジロック材を塗ったソケットボルトをトルクレンチで締め締め。


スプリングシートのOリングも新品に交換します。


フォークオイルを規定量入れ、調整が済んだらスプリングシートを押し込んでストッパリングをはめ込みます。

ここを閉めるのも3度目となると大仰な紐プレス機を用意するのも面倒くさく、十字レンチ使ったりイス使って押し込む!
ということで、オーバーホールも無事完了。

試走した結果は上々。
コツン!がなくなったのでブレーキのかかりが滑らかになったし、ともすれば切れ込み過ぎ?と感じるくらいハンドルも軽くなりました。
ただ左がややへたったままなので、50km/hあたりのブレ解消には至りませんでした…。
フォークピストンリング交換すりゃ直るかなぁ。

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